入院3日目&退院
■入院3日目
朝6時過ぎに目覚め、2日目と同じように7時半前にベッドごと移動しました。
すぐに一度採尿。
30分経ったら採尿と採血、反対の腕にバゾプレシンが投与されました。
これがメッチャ痛いの。鋭いような痛みで、刺してる間も、終わってからもしばらく痛かったです。今年入って一番痛かった……泣いちゃうかと思った。
投与後30分安静にし、採尿。
30分安静、採尿、採血。
30分安静、採尿。←ここから明らかに尿量が減りました。
30分安静、採尿。
検査中30分おきに採尿すると聞いたときは、「30分おきの採尿って……そんなにおしっこ出るゥ??」と思っていたのですが、
前日の検査中と今日のバゾプレシン投与前は毎回紙コップ7分目が1~3杯ぐらいは出ていたんですよ。大体150~300mlぐらいは出ていたと思います。
30分おきに水分補給しているからかもしれないんですが、摂った分がそのまま出ていく感じ。
投与後、先生に「喉の渇きおさまりました?」と聞かれたんですが、すぐに「喉が渇かない!素敵!!」という感じではありませんでした。
でも今日の検査の最後2回は、座っても出る感じがなく、紙コップ3~4分目ぐらいでした。100ml未満というところでしょうか。
あとは部屋に戻って朝食。
すぐ昼食。からあげおいしかった。
午後うとうとしていると初めて見る先生から「糖尿病内科です!これから総回診ありますからここで待っててくださいね!」と言われました。
そうかいしんってなんぞや? と思ってたんですが、今回担当の先生の他に、見たことのない先生がふたり来て、担当の先生が「尿崩症の疑いの患者さんです。12月頃から口渇感、多飲多尿の症状あり、昨日高張食塩水と、今日バゾプレシンの試験を行い、明日退院予定です」と説明後、真ん中の男性の先生が胸の音だけ聞いて、サッと去っていきました。
胸の音だけ聞いて何になるんや……!? という疑問は残りましたが、どこの病院でも総回診とか教授回診とかあるみたいですね。
夕食。さつまいものおろし和えって初めて食べた。
夕食後、いつもの外来の先生が今日行った”バゾプレシン負荷試験”の結果を持ってきてくださいました。
OSM-U(尿浸透圧)の数値です。今日の検査はバゾプレシンを投与することでこの数値が300を超えるか、という検査でした。
(1月の外来受診時には144、入院1日目の尿検査では152でした)
バゾプレシン投与30分前 | 82 |
バゾプレシン投与 | 75 |
バゾプレシン投与30分後 | 140 |
バゾプレシン投与60分後 | 457 |
バゾプレシン投与90分後 | 640 |
バゾプレシン投与120分後 | 639 |
投与60分後から300を超えていることがわかりました!バゾプレシンに反応したということですね。
バゾプレシンを投与したら反応があるということはバゾプレシンを作る側の脳に問題があるということみたいです。
バゾプレシンを投与しても反応がない場合は受け取る側の腎臓に問題があるということですね。
こちらのフローチャートがわかりやすかったです。
(デスモプレシンとはバゾプレシン誘導体で、バゾプレシンと同じような働きを持つそうです)
今日行ったのがバゾプレシン(デスモプレシン)負荷試験。これに反応したということは、尿崩症だとしたら中枢性ということがわかります。
高張食塩水負荷試験とは昨日した検査ですね。この検査結果が出るのに2週間ほどかかるそうです。
4月に入ってからの外来で結果とともに薬についてもお話ししますとのことでした。
アアー!長かった!!やっと薬がもらえそう!!この症状に耐えるのもあと2週間ッ!!
■入院を終えて
4日目は朝食だけ出してもらって、
朝10時までに退院できました。祝日に退院になったため、清算は後日。
子供と母に病院まで迎えにきてもらい、3人で帰宅しました。
子供はこのシールシステムがとっても気に入ったようで、普段メチャ嫌がる歯みがきも片付けも自ら進んでやっていたそうです。
あとおばあちゃん(私の母)に会うの半年ぶりだったのですが、なぜかとっても懐き、心配していた4日目の夫が仕事に出てしまう日も全く泣かなかったようです。
3泊4日、検査時間以外は暇でしたがなんだかあっという間でした。
とにかく無事に終えることができてよかった!!!
~余談~
数日後に今回の入院費が確定したという電話がきました。
1日1万ぐらいかな?と思っていたのですが、なんと3泊4日で6万近くかかってしまいました……………。
~余談おわり~